旗の台の小さなオフイス

2022


品川区旗の台の昭和大学病院の目の前に建つ小さなオフィス。

敷地は品川区ハザードマップの浸水区域であるため地盤を上げており、結果的に道路面との境に緩衝地帯を設けることになった。この緩衝地帯がオープンスペースとなり、建物に陰影を与え軒先を提供する等、地域に開かれたオフィスになることを目指した。

建物は周囲の住宅街のスケールに合わせるためセットバックさせ、屋根を垂木構造とすることで最大限のボリュームを確保し伸びやかな空間となっている。

また、建物前面に病院の公開空地の緑が広がっており、出来るだけ周囲の緑を取り込める様開口部を配置した。1階事務所からは2方向の緑が見えるよう北側に小さな坪庭を設けており、執務空間に落ちつきを与え、季節(時間)の移り変わりが感じられる建築となっている。

種別  :新築

所在地 :東京都品川区旗の台1丁目

構造規模:木造2階建(在来軸組構法)

敷地面積:62.03㎡

建築面積:37.14㎡

延床面積:71.78㎡

竣工  :2022年8月

用途  :事務所兼用住宅

施主  :社会保険労務士法人 木村事務所

設計監理:デザインファームBAUM

構造  :ハシゴタカ建築設計事務所

施工  :市川建築工房

植栽  :オイコス庭園計画研究所

写真撮影:本吉孝光

Previous
Previous

Fellow House/ West Tachikawa Ebisu Bldg

Next
Next

WHITE LAMP / NASU